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山陰中央新報連載 千家尊福国造伝―生涯と近代出雲信仰

出雲大社の大鳥居
出雲大社の大鳥居

ラフカディオ・ハーンが、ダライラマに比肩する存在と世界に伝えた出雲国造。中でも明治期、各地の出雲信仰を基盤に大社教を立ち上げ、信徒400万人に至る教勢に拡大した第80代千家尊福国造(1845~1918年)の功績は大きい。尊福の没後100年にあたり、その生涯と近代出雲信仰の広がりをみていきたい。

千家尊福国造伝 記事 一覧

プロローグ

第1部 生き神様

  • 1 ダライラマに比肩する宗教的権威
    • 民俗学者の柳田国男は『故郷七十年』で、13歳まで過ごした播磨の辻川(兵庫県神東郡田原村=現神崎郡福崎町)時代の思い出として、こう綴る。
  • 2 古代出雲王の末裔
    • 出雲国造は古代においてヤマト政権に服属した出雲王の末裔とみられている。
  • 3 霊威を受け継ぐ火継神事
    • 『日本書紀』敏達(びたつ)天皇十年閏二月の条に「盟に違(たが)わば天地諸神及び天皇霊(すめらみことのみたま)、臣が種(族)を絶滅(たや)さむ」というくだりがある。
  • 4 出雲大神の依代
    • 宮田登著『生き神信仰』は、天皇霊を付着させた天皇が天つ神の言葉を伝える時、天皇は神と一体になるという。
  • 5 千年の湯釜薬師に代わる霊験
    • 出雲大社の真菰(まこも)神事と同様の情景が、明治天皇の巡幸でも見られた。

第2部 希代の歌人

"第3部 卓越した指導者"

第4部 祭神論争

第5部 大社教特立へ

第6部 越へ筑紫へ

第7部 政への回帰へ

第8部 政財界の重鎮

第9部 大社教総裁へ

第10部 生涯にわたる巡教

エピローグ・受け継ぐ人たち

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