2022年10月22日、ふくおか自由学校で「日本社会はなぜ排他的なのか!? 島国本来の多様性を取り戻すには」と題して講演しました。
首都圏時代からお付き合いのあったPARC(アジア太平洋資料センター)で始まった自由学校が、札幌や福岡に広がったもので、今年で33年目。2022年度のテーマは≪ガラパゴス社会からの旅立ち≫。「失われた10年」が、20年、30年となり、GDPや賃金所得で中国や韓国に抜かれても、周囲の変化に目を向けず、現状維持を求める人が多い、内向きの社会になっていることを象徴したタイトルだと思います。
事前の打合せでは、私の回(第6回)で第5回の「私は『チョゴリ』を着たい~この社会の息苦しさを越えて」と第7回の「移住女性たちは、今~相談・支援の現場から」がうまく繋がる形にしてほしいとも依頼されました。
コロナ禍で多くの人が再認識した日本社会の息苦しさ(閉塞感)と同調圧力。その原因が、とらえどころのない「空気」や、何世紀も続いてきた「世間」にあるとしたら、私たちには、どうしようもないことに思えてしまう。そうでない視点(切り口)を、社会を解析する社会学の視点から提供し、集まった皆さんと一緒に考えてみました。