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愛媛新聞 2017年2月5日
えひめの一冊

 

道後温泉駅前広場「方生園」のからくり時計と養生湯の湯釜
道後温泉駅前広場「方生園」のからくり時計と養生湯の湯釜

 日本各地に「出雲」という地名や神社が存在するのはなぜか? 福岡県立大准教授で、島根県出雲市出身の著者が、出雲文化の広がりに迫る。福岡、石川、長野など各地を取材し、山陰中央新報に連載した記事を加筆し単行本化した。愛媛では、日本三古湯にも挙げられる道後温泉を取り上げる。伊予鉄道後温泉駅にほど近い放生園(道後湯之町)にある足湯の湯釜には、出雲国造の和歌が刻まれている。道後温泉本館近くには、大国主命(おおくにぬしのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)を祭神とする湯神社があることなどを紹介し「四国の中で伊予の国は、出雲を原郷とする人たちの足跡が最も目立つ地」と指摘している。

 

養生湯湯釜に刻まれた《出雲尊福》の字と和歌
養生湯湯釜に刻まれた《出雲尊福》の字と和歌