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出雲を原郷とする人たち 全目次

発刊に寄せて 第八十四代出雲国造・出雲大社宮司 千家尊祐
序 海の道のフロンティア 出雲からの人の移動、文化伝播の足跡を訪ねて

 

筑前国

1 穂波郡の土師郷と出雲村――出雲からの移住伝説と土師氏の末裔
2 海路で伊都へ移住した出雲の玉作工人――出雲の碧玉原石と独自の穿孔技術

 

周防国

古代氏族移動の証――佐波郡の式内社・出雲神社と出雲合の地名

 

越前国

1 そり子と呼ばれた海民――中世出雲から移住、ソリコ舟を伝える
2 糠浦に残る小字名・反舟――出雲からの移住者が村を創建?
3 城ヶ谷青年団の放送劇「七人の開拓者」――故地を探して出雲と交流
4 白浜そり子の末裔――四百年前の恩に感謝の法要
5 清水谷のそり子集落――出雲の美保神社から祭神を勧請
6 越前そり子の出自――バラエティに富む伝承
7 美保神社のサバニーから考える越前そり子のルーツ
8 今も続く故郷探しの旅――越前から北海道へも移住
9 往来物語る海揚がりの土器――小舟で航海できた北ツ海
10 出雲墨書土器と出雲守宮川要光――越前佐々生と出雲の佐々布
11 海を越えて伝播した出雲の墓制――小羽山30号墓

 

加賀国

1 金沢に密集する出雲神社――海や潟湖に通じる立地
2 戸板七村の氏神・出雲社と金沢宮腰口の別当出雲寺
3 河北潟砂洲の小濱神社と兼六園の白蛇龍神――加賀海岸部の出雲信仰と文化

 

能登国

1 能登半島の出雲――開祖の谷崎家と出雲神社
2 谷崎家にある出雲神社元宮――集落全体の鎮守は後世の創建
3 オオナムチを祭る神社が集まる福野潟周辺――海路の移住を物語る伝承や遺跡
4 海を渡りくるオオナムチ――寄り神と像石信仰
5 気多神としてのオオナムチ――出雲の気多島が起源か?
6 出雲系神社が並ぶ邑知地溝帯――越の八口は羽咋か七尾?
7 舳倉島沖で山陰系土器――能登で合流する宗像と出雲
8 アイの風――北陸・山陰特有の神や人を吹き寄せる風名
9 ミホススミ――島根・能登半島をつなぐ神
10 合祀後百年を経て続く出雲神社の祭り――輪島市里町

 

越中国

1 熊野大神を祭る社――出雲系移住者が創建と伝わる
2 出雲国造が祭る熊野大神――山陰発生とされる台付装飾壺が出土
3 牛に乗ったオオナムチ――牛嶽信仰
4 糠塚の伝説――日本海文化論の原点となった四隅突出墳

 

伊予・讃岐国

1 出雲二神が開いた道後温泉――国造の和歌を刻む湯釜
2 道後温泉を見守る出雲崗――冠山に集まった出雲四神
3 出雲崗を中心に並んだ三式内社――国造書の鎮め石が交差
4 出雲の生神様――尊福国造と松山の縁
5 神の湯二階席の出雲世界――五万人を集めた尊福国造の愛媛巡講
6 御師加藤家の軌跡を語る幕末の棟札――出雲大社土居教会
7 桃山虫封じの祈祷――讃岐へ移住した出雲御師・中西村家
8 御師の往来が結んだ縁――江戸時代の旅行記が示す出雲街道
9 松山の山陰特有・甑形土器――出雲街道と重なる出土地点
10 瀬戸内海島伝いの道――北部沿岸に偏る四国の山陰系土器
11 風土記固有の神を祭る――今治の多伎神社と大洲の少彦名終焉の地伝説

 

備後・安芸国

1 出雲路を往来した人々――永田の地名・出雲石と宮内の旅館・出雲屋
2 水中に浮ぶ巨石の伝説――穴笠の出雲石
3 孝行息子の心温まる物語――山中野の出雲石
4 尾道の出雲屋敷――陣幕久五郎も通った出雲街道

 

紀伊国

1 本州最南端の出雲――鎮守・朝貴神社を創建した吉田家の末裔
2 木国の熊野と移住説――出雲の熊野大神を祭る明神崎神社
3 潮岬の少彦名伝説――紀伊の日ノ岬は四国を望む

 

越後・佐渡国

1 佐渡に向かう出雲崎――総鎮守の佐渡国伝説
2 十二株山の神屋敷――出雲崎の原郷、石井神社元宮
3 出雲からの流木――出雲山多聞寺と寄り木神社の信仰
4 石井神社と良寛和尚の生家――橘屋山本家は出雲人の末裔か
5 出雲崎の製鉄跡とオトモ伝説――出雲二神が着いた浜とかくいの沢
6 出雲崎から内陸の出雲田へ――市野坪の出雲神社と字熊野
7 佐渡の熊野神社――古代の潟湖近くに鎮座
8 相川の老舗旅館・出雲屋――佐渡に渡った龍蛇様
9 出雲の鉄を運んだ浜田屋――石見姓が並ぶ姫津の集落
10 北前船が〝運んだ〟出雲節――越後で船方節に発展
11 潟を結ぶ水上の道――越後平野の熊野神社と間瀬の明神橋伝説
12 越後のケタ信仰――三嶋石部神社の懸橋伝説と居多神社
13 越後海岸に残る大国主の伝説――親不知の投げ岩、能生の千束島
14 早川谷の出雲神伝説――佐多神社ゆかりの八龍淵と鉾ケ岳
15 出雲真山の木簡とヤナカヒメ――ヌナカワヒメゆかりの福来口
16 尊福国造の書が残る奴奈川神社――水神と海民の山岳信仰
17 奴奈川族の思い――社号回復に尽力した明治の有志
18 甦るヒスイの女神――市民主催の歌劇、産所の再生
19 高田城下の出雲町――大己貴・熊野社と出雲御師がいた石沢
20 信越国境を跨ぐ二つの小出雲――北国街道から信濃へ

 

信濃国

1 万葉仮名の伊豆毛神社――越後から北信へ流れる出雲の足跡
2 中野の越智神社――豊国文字で刻むミホススミノミコト
3 一重山の御穂須々美神社――鮮やかな140年前の境内図
4 須須の名をもつ二つの社――屋代用水の分岐点を守って鎮座
5 祝神社の謎――越後から武蔵へ連なる出雲大神の道
6 千曲川流域で重なる珠洲焼とミホススミ信仰――能登とつながる信濃
7 水神から豊穣の神へ――諏訪神とも習合したミホススミ
8 龍蛇を象った薙鎌――千曲川支流域に残る海民の足跡

 

岩代国

1 幟旗が語る出雲神社会津への道――喜多方市と猪苗代町に10社
2 四隅突出型墓制の終着点――越後経由で伝播した出雲・北陸文化
3 猪苗代湖北岸の出雲神社と地名・出雲壇
4 福島市の出雲大神宮――出雲人の姫輿入れ伝説が創建由来
5 会津の気多神社――八十里、六十里越と只見川ルート
6 越後からの玄関口――山三郷と出雲神社

 

武蔵国

1 関東平野の西端に並ぶ出雲イワイ系神社――尊福国造直筆の扁額と石碑
2 出雲の神を斎う社――太政官符に記された神威
3 吉見丘陵東部の出雲系古社――水流に囲まれた古代の要地
4 出雲系とされる横穴墓・吉見の百穴――近隣遺跡で山陰系土器も出土
5 氷川、久伊豆、鷲宮――武蔵東部に広がる出雲系神社群

 

上野国

1 旧緑野郡土師郷――尊福国造書の扁額が掛かる神流川両岸の土師、出雲神社
2 川上より流れくる石神――北陸系土器の流れと重なる出雲信仰の伝播

 

大和国

1 野見宿禰伝説と出雲人形の里――奈良県桜井市の出雲
2 三輪山麓出雲氏の伝承と出雲庄
3 纒向遺跡の山陰土器――移住の足跡と出雲国造の大訪京団
4 纒向川上流の出雲屋敷――故地ダンノダイラへ至る道
5 三つの出雲屋敷――地名の由来を考える
6 出雲建雄神鎮座の都祁高原――初瀬川流域と交流
7 十二神社と大穴持神――山ノ神祭祀とのつながり
8 三宅町の出雲と杵築神社――故地にちなむ旧国地名

 

山城国

1 京都賀茂川西岸の出雲路――愛宕郡出雲郷に由来する社寺が分布
2 御霊神社になった出雲寺――相国寺境内で出土した出雲郷集落跡

 

丹波国

古山陰道沿いに分布する出雲社――保津峡開削と若狭湾を遡る出雲族の伝説

 

播磨国

1 最も古い播磨国風土記――出雲の神や人々が頻繁に登場
2 雲播を結ぶ陸海の道――出雲の若者、琴を奏でる

 

壱岐・新羅国へ

地名に刻まれたルーツ――海路で広がる出雲の世界

 

あとがき